『#配属ガチャ』

『#配属ガチャ』<2022年10月6日(木)>
 来春卒業予定者の採用内定式が始まっている。『編集日記(221006福島民友)』は新人社員の配属に思う▼近ごろは入社後の配属先の当たり外れを、「配属ガチャ」と言う▼希望する職種に、良い上司に恵まれたら「当たり」、意にそぐわない部署や評判の悪い上司になれば「外れ」▼一方、格安航空会社のピーチ・アビエーションが展開している、おみくじを引いて航空券の行き先が決まる「開運旅くじ」はそのスリルが売りだ▼作家木内昇さんはエッセー「わからないから面白い」で「人はわからないから考え、想像し、工夫をし、成長するのだ」とつづっている。分からないものに面白がって関われることを「仕事をする上で至高のぜいたくであり、幸せなのではないか」と説いている▼配属に納得できなければ、転職して「ガチャ」にもう一度望みを託す。でも、そんなに焦らなくてもいい。立ち止まってみることで引き当てられる発見もきっとある。
 (私は)配属はくじではないと思う。関係者が検討して決めることで、配属する当人はくじを引いていない▼仕事は人と人との関係だ。その場に入り、そこから様々な関係が生まれる。それぞれの機会、わからない同士の出会う。そこに新たなものが生まれる▼でも、私達には得意不得意あり、精神的に耐えられぬことも起きる。壁に当たった時にどうするか。その時は戻ってみよう。母校に、恩師に・・・・。
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