『#捨てない生きかた』

『#捨てない生きかた』<2022年6月25日(土)>
 断捨離に対して『国原譜(220624奈良新聞)』は語る。大阪フィルも5月定期演奏会で、パンフレットを読んで「どこかで見た文章だなあ」と。創立75周年を迎えた同楽団は、ファンから過去の定期演奏会の思い出、1980年第169回についての短文が運よく採用されたらしい。40年以上も前の演奏会について詳しく書くことができたのは、当時のパンフレットを保存していたからだ。コンサートのパンフの収集歴は約50年、段ボール2箱以上になる。パンフの山は小生の家族には単なる紙くずに過ぎないらしいが、本人にとっては貴重な宝の山である。作家の五木寛之さんは、断捨離ブームに異を唱え「捨てない生きかた」を提唱している。部分的にはまったく同感。
 (私は)捨てられない派であるが、何せ入れ物が限られている。定年退職後の目標の一つが、お片付けであった。何とか、本は3分の1ほど処分した。種々の書類がなかなか処分できない。演奏会のパンフレットは、蓄積をあきらめて、表紙、プログラム、解説および半券だけファイルしている。断捨離したくないが、私に許されているスペースがない。想い出が消えて行き、その内、記憶も消えてしまうのか。
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