『#ローカル線の収支公表』

『#ローカル線の収支公表』<2022年5月18日(水)>
 JR西日本が公表した採算性の低い30の区間について『春秋(220516)』は思う。『時刻表2万キロ』の宮脇俊三は旧国鉄全線の「完乗」をめざし、ローカル線には1975年の大みそかに初めて足を踏み入れた。兵庫県加古川線である。「地味であるが、人口密度の濃い地域なので接続も概してよい」▼そんな路線とあって後年の民営化でも生き残ったのに、昨今は赤字続きだ▼JR西の動きを受けて、全国28道府県の知事が国に緊急提言をまとめた。不採算区間だけを切り離して扱うな、国もきちんと支援を、と▼近いうちに、JR東日本もローカル線の収支公表するという。宮脇は加古川線に3本あった支線にも乗った。のちに第三セクター鉄道やバスに転換した路線。三セクに転換するも廃線された路線。それぞれに厳しい境遇である。
 (私は)弱者切り捨て反対である。民間の会社は営利を求める。しかし、国や地域の行政は、住民の生活を守るためにある。鉄道のようなインフラは、行政が責任を持たねばならない。また、JR西日本は、「地域共生企業となる」と述べている。切り捨てではなく、国、会社、地域および多くの人々と試みをしていけないだろうか。私鉄で営業努力を繰り返しているモデルもあろう。
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