『#宮跡保存』

『#宮跡保存』<2022年5月14日(土)>
 平城宮跡の史跡指定から100年の節目に『国原譜(220512奈良新聞)』は思う。連休のある日、平城宮跡まで歩いた。宮跡の広大さに改めて驚いた。1300年前の遺構がこれほどの規模で残るのは世界的にも貴重だ▼宮跡は京都へ遷都後、長く忘れられていた。しかし、明治時代以降、宮跡の価値に気付いた人たちが顕彰や保存活動に▼奈良の植木商、棚田嘉十郎が有名。私財をなげうって平城遷都1200年記念祭の開催や「奈良大極殿阯保存会」の設立を実現した▼棚田は1921年、宮跡保存に関わるトラブルから自殺。翌22年には宮跡は国の史跡に指定された▼その後、特別史跡となり、第1次大極殿朱雀門など往時の建物も復元された。さらに埋蔵文化財の発掘調査も進む▼観光客や市民の憩いの場所でもある宮跡が偶然に残ったのではなく、棚田ら先人たちの努力で保存されたことを忘れてはならない。
 (私は)2014年に平城京跡へ行ってきた。とにかく、行ってみたかったのである。なんとそこは、ただ広かった。あるのは大極殿朱雀門や塀ぐらいであったろうか。こんなに遺跡が広く残っていることに感激した。ここから何が出て来るのか。発掘調査はまだまだ続くと。その環境を残した方々にに感謝である。
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