『#孫が口ずさんだ歌に驚いた』

『#孫が口ずさんだ歌に驚いた』<2022年5月5日(木)>
 「正義のための戦争なんてどこにもない」と『談話室(220505山形新聞)』は語る。▼ある哲学者は4歳の孫が何げなく口ずさんだ歌に驚いた。♪何のために生まれて/何をして生きるのか-。後に「アンパンマンのマーチ」と知った▼やなせたかしさんは自らの従軍体験からある考えにたどり着いた▼「正義のための戦争なんてどこにもない」。戦う国は正義のためとか理屈を付ける。実態は計画的な殺人で、絶対にやっちゃいけない。敗戦でそうした正義は逆転した。そうでなく、逆転しない正義は愛と献身だ。飢え死にしそうな人がいたら一片のパンを与えることだと▼正義のためと称して今も戦争を続ける国とも重なる。とにかくアンパンマンは悪者を徹底的に倒すのでなく、時にあんパンである自身の顔を分け与えても弱い人を助ける。やなせさんのヒーロー像が貫かれている。子どもはどう感じているだろう。きょうは「こどもの日」。
 (私は)きょうも安心して餡子をいただいている。でも、世の中、そうではない人々が多くいる。何のためにそんなに苦しまねばならないのか。安心できる日はいつ来るのか。「どんな敵が あいてでも ああ アンパンマン やさしい 君は いけ! みんなの夢 まもるため」。みんなアンパンマンになろう。
#正義
#愛
#アンパンマン
#やなせたかし
#献身