『#パンの値上げ』

『#パンの値上げ』<2022年4月13日(水)>
 昨日、4月12日はパンの日。『南風録(220412南日本新聞)』はパンと小麦に思う。作家の原田マハさんは、取材活動でパリ、滞在中の楽しみの一つが朝一番にパン屋。バゲットの焼きたて、部屋に帰るまで待ちきれず途中でかじってしまう。「パリッともちもち、ああ、おいしいっ!」。パンの日の由来は、静岡県韮山反射炉を造ったことなどで知られる幕臣江川英龍がわが国で初めてパンを焼いたことに。作った目的は軍事用。保存の利くパンの良さ。いまパンの値上げが続く。北米産小麦の不作に加え、ウクライナへの軍事侵攻で国際相場が上昇。国連食糧農業機関は今後5年間で1300万人が栄養失調になる恐れがあると試算。とりわけアフリカには深刻な国が目立つ。ロシアの指導者の理解し難い行動が脅かしているのは、朝食という小さな幸せだけではない。
 (私たちは)パンを得るために戦争をしてきたのだろうか。戦争をせずに、パンを得る方法が考えられなかったのか。人類は進歩していない。我が帝国の繁栄のためと、国民の命を奪って行く。国際政治経済は混乱し、弱い人々の生活を奪って行く。それでも、この暴挙を認める国があるのか。
#パンの日
#韮山
#反射炉
#小麦
#栄養失調
*画像は韮山反射炉

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