#博物館浴

『#博物館浴』<2022年1月18日(火)>
 ユネスコは2020年に世界の博物館・美術館の約90%が休館し、13%近くがそのまま閉館する可能性があると発表した。これに『南風録(220116南日本新聞)』は思う。カナダでは博物館が“薬”になると。鑑賞がストレス軽減やリフレッシュに役立つとの研究に基づく。福岡の九州国立博物館で、高校生10人がそんな効能を体感した。常設展示を見た後は血圧、脈拍とも下がり、心理測定では抑うつ疲労、緊張を示す数値が低下した。実験は「博物館浴」と銘打つ。時代はさかのぼるが、日本の博物館の礎を築いたのは薩摩藩英国留学生の町田久成だ。海外で見聞を広める中で、自国の文化を知り学ぶ重要性を痛感したのではないか。歴史資料の調査や保護に奔走し、博物館を誕生させた。それから150年、知的好奇心を満たしてきた文化の殿堂にも新型コロナウイルスが影を落とす。新たな価値を見いだされた知の拠点がにぎわう姿を、久成も待ち望んでいるはずだ。
 (私が)勝手に思うに、もっと身近に博物館や美術館があれば、コロナかでも、多くの人が密にならずに自由に鑑賞に行けるだろう。コロナ禍、上野まで行くのはと思ってしまう。国から市町村まで、もっと予算を出して欲しい。また我々も物品を大量消費することより、身体の中に資金を投資したい。
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