#オリーブが教えようとしている

『#オリーブが教えようとしている』<2022年1月6日(木)>
 エジプトで、オリーブの昨年の収穫量が前年より五割以上減少。これに『筆洗(220105)』は思う。オリーブはハトと並び、平和の象徴とされる。国連旗にもオリーブの葉が描かれる。由来は、「ノアの箱舟」の話という▼箱舟に乗ったノア。水が引き始めたため、状況を確かめようとハトを放ったところ、新しいオリーブの葉をくわえて戻ってきた。洪水が終わって平穏が訪れたことを、オリーブが知らせた▼記事によると、前年の冬場の気温上昇が原因らしい▼背景として疑われるのはやはり、地球温暖化。地中海沿岸では近年、乾燥によってトルコの小麦の生産量が落ち込んだり、スペインで農地が減少したりと他の異変も報じられている▼現実世界のオリーブが教えようとしているのは、旧約聖書のそれとは逆に、厄災の予兆…。
 (私たちの)自然への挑戦には、その返礼が待っている。悪意も感謝もなく、ただ変化がやってくる。この地球温暖化は、今後、地球上の生き物にどんな影響を与え、それによりまたどんな変化が起きるのか。南太平洋サンゴ島でツバルは本当に沈んでしまうのか。美味しい米が日本では収穫できなくなるのでは。魚はどうなる。オリーブが小豆島ではなく北海道でつくれるようになろうか。
#エジプト
#オリーブの収穫量
#平和の象徴
#ノアの箱舟
#地球温暖化

f:id:morningstar:20190811101739j:plain