#正月の風景

『#正月の風景』<2022年1月4日(火)>
 永井荷風の日記によると100年前の1922年(大正11年)の東京は厳しい寒波に見舞われていたと『春秋(220104)』。そして、散歩の様子を紹介し、また今を思うする。▼2日は銀座風月堂で昼食をとり、亡父の墓参り、4日も銀座の街をぶらつく。「銀座通も人影なし」と記す。▼年が改まった列島は、寒気の影響で平年を上回る積雪を記録した地域も。荷風せんせいにならい、きのうは東京の街を歩いてみた。銀座には、歌舞伎座の新春興行を目当てに美しい和装の人々。百貨店mの駐車場も混雑していた。▼JR四ツ谷駅前の教会には長い列。支援団体が生活困窮者への弁当を配布。紙おむつなどを受ける若い女性の姿がみられた。荷風の日記を子細に読めば、盲目の納豆売りなど困難な境遇の人の生きざまも記憶する。後世に伝えるべき今年の正月の風景である。
 (私も)正月の散歩に出た。時間にもよるだろうが一日は静かな街であった。二日は久しぶりに親の顔を見に都心へ出た。列車内は座れる余裕があった。東京を離れた人々が多くなったのか、自粛はまだ続いているのか。昨日は、隣の駅まで歩いた。行く道は人が少なかったが、大型店舗の中は結構な人であった。店舗内の書店は私のような暇なじいさんが多数。コロナ感染者数は増加しているが、街は賑やかになって行くのであろう。
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