#将棋というアート

『#将棋というアート』<2021年11月16日(火)>
 藤井聡太竜王の将棋に『余録(211116)』は思う。「アマチュアの方の将棋は算数を解くようだけれど、プロ棋士は音楽か美術をやるように将棋を指す」。田中寅彦九段がNHK番組「ヒューマニエンス」の「“天才”ひらめきのミステリー」で話していた▲番組によると、プロは無意識の直感的判断や情動をつかさどる大脳基底核という脳の奥の部分を働かせていた▲では19歳3カ月、史上最年少でプロ棋士の第一人者となる天才はどう生まれたのか▲今や何億手も読む人工知能(AI)すらも出し抜く妙手で、「AI超え」の称賛も聞かれる。その「直観」は、幼い頃からこと将棋では「考え過ぎて頭が割れそう」というほど深い思考を重ねた経験のたまものか▲理詰めの勝負がまるで音楽や美術の創作のように感じられるというプロの将棋だ。第一人者となり、むしろこれから始まる藤井4冠の“将棋というアート”である。
 (私は)ただ驚くだけである。何故、そんなに強いの。どれだけの情報があの頭に入っていて、その情報を間違えなく使えるのだろうか。それも素早く、そして持続的に発揮できるエネルギー。その分、彼は何を犠牲にしてきたのか。そんな心配は無用だろうか。
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