『#小田急る』

『#小田急る』<2021年11月10日(水)>
 小田急電鉄が2022年春から小学生運賃を一律五十円とすると発表したことに『筆洗(211110)』は思う。「小田急る」という不思議な言葉が昭和初期にあった。意味は「郊外に出かける」だそうだ▼1929(昭和4)年の大ヒット曲「東京行進曲」(作詞・西条八十、作曲・中山晋平)に由来する。四番の歌詞に<シネマ見ましょか/お茶のみましょか/いっそ小田急で逃げましょか>と出てくる▼かつての流行から九十年余りを経て「小田急る」は別の意味として使われるようになるかもしれぬ▼全国の鉄道会社でも初の取り組みだそうだ。子どもにやさしくするという意味で「小田急る」は復活するか▼子育て世帯の外出を促すほか、沿線地域に愛着を持ってもらう狙いもあるそうだ▼現在は都内でも指折りの人気の沿線なれど、少子高齢化に伴う人口減も視野に入ってくる東京の未来である。<いっそ沿線に住みましょか>を期待しての一手なのだろう。
 (私は)小田急といえばロマンスカーである。小学校児童であった時代、世田谷の根津山から眼下にロマンスカーが「ピンポ~ン」と走って行くのを見ていた。京王沿線住人にはこれが羨ましかった。大人になっても、ロマンスカーで行く旅は短い時間だがワクワク。いまは西武沿線住人でありラビューやレッドアロー号があるが、ロマンスカーに乗りたいね。
#小田急電鉄
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#一律五十円
#東京行進曲
#少子高齢化

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