#発明のヒント

『#発明のヒント』<2021年9月22日(水)>
 発明のヒントはあらゆる場所に転がっているのではないかと『日報抄(210922/新潟日報)』は、自然とアイディアに思う。レオナルド・ダ・ビンチが鳥が飛ぶメカニズムを研究した。生き物に学び、新たな技術につなげることを現代では「生物模倣」(バイオミメティクス)と呼ぶ▼「ひっつき虫」の別名があるオナモミの実がとげで衣服に付着する機能に着目して開発されたという▼ヤモリをヒントにした技術、その足裏には60万本もの極細の毛がびっしり、この密集した毛で接着力を得てる▼これを参考に、金属の表面に微細な形状加工を施した。金属でありながら、ゴムのように柔軟性。名付けて「金属ゴム」だ▼一般にゴムは300度以上の高温になる環境では使うのが難しいが、金属ゴムならクリアできる▼発明のヒントはあらゆる場所に転がっているのではないか。
 (JN) アイディアの種はそこら中にあるのだろうが、それを見出し、加工し、使えるようにするには、様々な能力が必要だ。レオナルド・ダ・ヴィンチも、彼一人では、実用化までには至らなかった。天才ではなく、思いを持つ人々が必要だ。
#レオナルドダヴィンチ
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#ひっつき虫
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*画像は『世界の博物館15レオナルド・ダ・ビンチ博物館』(講談社)の函より。

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