#正札

『#正札』<2021年3月30日(火)>
 4月1日から商品やサービスの価格が税込み価格を表示するよう義務付けられる。これについて『筆洗(210330)』は思う。歌川国芳の作品に「正札附現金男」と銘打ったシリーズがある。はて「正札附現金男」とは、おそらく、「掛け値なし」のシャレだろう。「正札附」とは本物の男だての人物という意味になる。さて、現代、四月からは分かりやすい「正札」となる。本体価格千円、消費税が百円の商品ならこれまでは「千円プラス税」という表示が認められていたが、一日からは「千百円」と総額を示さなければならない。でも、少々ややこしいが、本体価格も合わせて表示できるそうだ。
 (JN) 消費者にとっては、税抜きの価格など必要ない。それなのに、何故これまで「本体価格+消費税」という表記をしていたのか。身近にあった本の価格表示を見た。そう消費税のなかったころズバリ定価のみであった。消費税が始まってからはわかりにくい。大分改善されるが、まだまだ総額のみとならないものもありそうだ。売る側のそういう努力も続く。
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