『「黒い雨」への線引き』

『「黒い雨」への線引き』<2020年8月13日(木)>
 「『ソクラテスの弁明』ではないが、毒杯を飲む心境」。広島市長の松井一実氏の昨日の会見に『春秋(200813)』は思う。「『黒い雨』を浴びた住民を被爆者と認定した広島地裁の判決に、控訴する方針を表明・・・苦渋の決断だった・・・控訴すると同時に、国が線引きした降雨区域の拡大を求めた。原告以外の人々にも速やかに救済する政治決断を促したのだ。戦後75年。科学的根拠により、あの日の降雨域を証明することは困難だろう。哲人が希求した政治は『徳』が問われている」。
 (JN) 戦後75年、まだ国は苦しむ者を等閑しているのか。政治とは何のためにあるのか。松井市長の選択は、今後どのような影響を与えようか。とにかく早く、そして多くの苦しむ方々の認定を願う。
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#政治的決断

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