『無舌の境地で、心で語る政治は』

『無舌の境地で、心で語る政治は』<2020年8月10日(月)>
 あす11日は三遊亭円朝忌、今年は没後120年となる。『余録(200810)』は円朝を偲ぶ。「『一度心を捉へられた聴客は、泣くも怒るも笑ふも喜ぶも、皆円朝の舌三寸の為るが儘であつた』。円朝が創作自演した『牡丹燈籠』や『真景累ケ淵』といった長編の怪談噺は歌舞伎や講談にもなり、いまでも夏の風物詩だ。・・・円朝は幽霊画の収集でも知られる。墓所である東京・谷中の全生庵では毎年8月の1カ月間、コレクションが展示される。・・・その円朝に大きな影響を与えたのが全生庵を建立した山岡鉄舟。舌ではなく心で語らなければ噺は死ぬと説いた。やがて円朝は『無舌の悟り』を開き、京都・天竜寺の滴水禅師から『無舌居士』の号を得た。・・・舌先ばかり[の]・・・政策・・・。それこそ無舌の境地で、心で語る政治は期待できないものか」。
 (JN) 暑い時は幽霊の出番。全生庵へ涼みに行ったことがある。そこへ行くまでの都心の暑さを沈めてくれた。怪談の噺をつくるにも、こういった絵も沢山見てイメージを作り上げたのであろうか。情報を集め、練りに練り、自分の技術も磨き、私達を涼しくしてくれる。片や現政権の長は最近消えてばかり、出てくれば腹が立ち暑くなるばなりである。
#落語家を援助
#幽霊画
#無舌居士

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