『環境先進国というドイツの看板も損なわれかねないVWの手口』

『環境先進国というドイツの看板も損なわれかねないVWの手口』
 「フォルクスワーゲンが、米国で排ガス規制を不正に逃れていた」このこと、朝日「天声人語」(2015年9月25日)は、「昨年度、世界でのグループ新車販売台数でトヨタを抜いた。年度ベースで初の首位だ。グローバル競争は苛烈を極める。その負の側面につい想像が及ぶのも致し方ない」という。
 ドイツ人の作るものは信用できる。そう思ってきた。況してやフォルクスワーゲン、不正なことなどするはずがないというより、考えもしなかった。まさに、「固くて丈夫で、堅牢な」製品が期待され、そのように作られてきた。ショックである。日本製品もそうだが、グローバル化はその会社をその祖国から切り離し、生産品はドイツ製や日本製でなくなり、管理が完全であると思っていても、取り返しのつかないことが起きている。これは、この膨大な商品経済社会では避けられない。従って、もうその会社名を信じても仕方ないのである。と言いつつも、この私は、髭剃りはブランを信じている。多分、中国製かもしれない。その切れ味が昔と違うかな。(JN)