『抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化』

『抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化』<2018年12月7日(金)>
 「マクロン政権による燃料税引き上げへの抗議が激しさを増すフランス」、『余録』(181204)はこれに語る。「抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化も、ソーシャルメディアを介した自発的な動きで、運動の中心や指導部はないらしい。燃料費高騰は地方の草の根層の怒りを呼んでおり、左右両翼の急進派もこの反発に乗じているようだ。イデオロギー対立を超えて都市の支持層を開拓したマクロン政権だが、草の根からの抗議は想定外だったか。民主主義の病理が世界各地で噴き出るこの時代、またまた新パターンを加えた黄色い反乱である」。
 (JN) 革命の国フランス、大統領自身も革命がお好きか、そんなタイトルの本が出ている。アンガージュマン、新たなフランス革命をと。国民はそれに応えて黄色の行進か。新しいことを行うことは、何かの犠牲を孕む。それに対して、フランス国民は行動をする。良かれ悪しかれ、政治は動く。暴動は良しとは言えぬが、抗議行動をしなければ、国民は奴隷と同じである。日本でも抗議デモが行われるが近年政治を動かせない。国民は選挙の大事な投票を疎かにしている。それはまだ日本の多くの者はまだ集団的農奴的な状態なのかもしれない。主体的な個々の活動体になるべきであろうか。私たちの議会制民主主義とは何であろうか。