#起死回生策

『#起死回生策』<2021年12月31日(金)>
 地方鉄道の生き残り策に『小社会(211228高知新聞社)』は思う。東京都内のスーパーに先日、千葉県銚子市銚子電鉄が製造する「ぬれ煎餅」が並んでいた。銚子電鉄は収入確保へ奮闘を続けているようだ。いまでは鉄道収入よりはるかに多いというから、せんべいで鉄道を維持しているといってもいい。他にも電車の走行音を録音して売ったり、昭和30年代の車両を走らせて経費を抑えたり。同じ地方鉄道の生き残り策でも、東洋町と徳島県海陽町をつなぐ阿佐海岸鉄道で世界初の「DMV」の営業運行が始まった。一つの車両が線路だけでなく、バスとして道路も走る。地元の足である阿佐海岸鉄道は関係自治体が8割超を出資する第三セクター銚子電鉄は週末には多くの鉄道ファンや観光客でにぎわう。起死回生策が話題になり、集客にもつながっているという。DMVも平日は住民の足に、休日は遠くの人を引き寄せる存在になってほしい。
 (家族と)銚子へ行ったのはいつだったろうか。ゆっくりと銚子電鉄の列車に揺られ、海を見て、夕食はたっぷりと刺身を食べる。駅では、せんべいを焼いている横で、せんべいを食べる。いつまた行けるだろうか。何もせず、ゆっくりと列車に乗って、海を見ていたい。
#地方鉄道
#銚子電鉄
#ぬれ煎餅
#阿佐海岸鉄道
#DMV

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#ニュース砂漠

『#ニュース砂漠』<2021年12月30日(木)>
 米国で“砂漠”の拡大が深刻な社会問題となっていると『滴一滴(211228山陽新聞)』。地方紙が経営難などで次々に姿を消している▼プロの取材記者がいなければ行政や選挙に関する報道は激減する。住民は足元の課題を知る機会を失い、投票率も下がりかねないという▼代わりのインターネット上の情報は、刺激的な内容を競う空間でもある。偽ニュースも紛れている▼バイデン政権の危機感は強く、看板の大型歳出法案に地元ジャーナリストを雇用する地方メディアへの税制控除案が含まれる▼もっとも「行政からの独立性が失われる」と懸念を表明している記者は少なくないが▼やっかいな砂漠は、首都ソウル一極集中が進む韓国でも出現の恐れがあると聞く。ネットが浸透する時代に地域密着型の記事をどう維持していくか。異国の話だからと捨て置けないものがある。
 (私たちは)都合の良い情報、心地よい情報、他人のトラブル等々に引き寄せられ、自分に大事な情報をどこまでとらえているのだろうか。まだ情報砂漠にはなっていないが、インターネット上は洪水常態でその波に溺れてしまったいる。じっくり新聞を読んでいたいのに、どんどん押し流されるのにも気を付けねばならない。
#社会問題
#地方紙
#大型歳出法案
#韓国
#米国
*画像は、2021年8月15日の朝日新聞

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#昆虫食

『#昆虫食』<2021年12月29日(水)>
 肉に代わるタンパク源を『河北春秋(211227)』は思う。未来の地球では、支配階級以外の人々は地下にある町で暮らす。食品市場では生きた無菌ネズミや昆虫の油漬け、つくだ煮などが売られている-。(手塚治虫火の鳥』)▼国連食糧農業機関(FAO)は2013年、温暖化や人口増を見据え、肉に代わるタンパク源として生産効率の高い昆虫食を推奨した▼食用コオロギを丸ごと煮干し加工したスナック風の「山形こおろぎ」が新庄市で誕生。メッキ加工のハイジェントテクノロジー山形工場(新庄市)が飼育するコオロギ2種を、昆虫食専門会社「TAKEO」(東京)が商品化した▼味付けに山形県舟形町産マッシュルームと「最上赤にんにく」を使った地場産品▼食用コオロギがより身近になる日が来るのは、そう遠くないのかもしれない。
 (私の)田舎にはイナゴが佃煮のようになってご馳走として食卓に出ていた。蜂の子もあったか。これは贅沢品。どんなものが食用になるのか。そのままが美味いのか。やはり調理が大事か。養鶏場ならぬ養虫場で大量の様々な虫が育てられるのか。そうなると、天然虫が美味いとか、なっていくのだろうか。
#ネズミ
#昆虫
#商品化
#山形県
#コオロギ

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#アメリカの傘の下

『#アメリカの傘の下』<2021年12月28日(火)>
 核廃絶を目指す来年3月の第1回締約国会議について『滴一滴(211226山陽新聞)』は思う。〈アメリカの傘の下 夢も見ました 民を見捨てた戦争(いくさ)の果てに〉(サザンオールスターズ「平和の琉歌」)▼「核の傘」の下では、日本は手も足も出ないのだろうか。今年発効した核兵器禁止条約への対応を見ていると、つくづく感じてしまう▼反対する米国から外交ルートを通じてくぎを刺されたらしい▼条約の前文には「ヒバクシャの受け入れ難い苦しみに留意する」と記されている。坪井直さんらが国際社会で訴え続けてきた成果でもある▼締約国会議には核の傘を軸とする北大西洋条約機構NATO)の加盟国がオブザーバーで参加するという。唯一の戦争被爆国、核保有国と非保有国の「橋渡し役」を日本は自任してきた。その役割をいつ果たすというのか。
 (私たちの)この米軍傘は大丈夫なのだろうか。我が国は米国の緩衝地域であり、見捨てられる場所ではないのか。米国西部前線としていつまで存在し続けるのか。それとも今後、核兵器を持つ国としての将来を考えているのか。小さな自分の「核の傘」を持ちたいのか。「核の傘」を無くそうという考えはないのか。
#核廃絶
#戦争
#兵器禁止条約
#オブザーバー
#橋渡し役
*画像は「和田誠展」より。

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#風が冷たい

『#風が冷たい』<2021年12月27日(月)>
 「JPCZ」に『水や空(211226長崎新聞)』は思う。ニュースの天気コーナーで聞き慣れない言葉と出合った。“新顔”ではなかったが▲冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から吹き込む冷たい風が朝鮮半島北部の山脈でいったん二分され、風下で再び合流する。この時に日本海の上空で形成される雪雲の発達しやすいラインを言うそうだ▲日本語では「日本海寒帯気団収束帯」▲この週末は「12月としては記録的な強さ」の寒気が入り込み、雪の多い地方は「不要不急の外出を控えて」と気象庁▲コロナ新変異株の市中感染が次第に広がり、首相が「帰省は慎重な検討を」と。自身も里帰りを見送ると。北京五輪は事実上の外交ボイコットが決まった。日本の選択は結局、横並び▲紙面でも寒いニュースが幅を利かせている。歳末、風が冷たい。
 (私の)住んでいるところは大雪にはなっていないが、風は強く冷たい。速足の散歩、いつもなら汗を結構掻くが、きょうは若干、それが直ぐ冷える。散歩するワンちゃんと飼い主たちは急ぎ足で去って行く。これから寒い日が続くでしょう。皆様には、コロナとともに、いわゆる風邪に罹らぬように暖かくして行きましょうか。
#JPCZ
#日本海寒帯気団収束帯
#帰省
#不要不急
#外交ボイコット

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#アルコールが残った状態で運転

『#アルコールが残った状態で運転』<2021年12月26日(日)>
 増加する飲酒運転摘発に『金口木舌(211226琉球新報)』は思う。コロナ下の酒類提供制限が解かれると街はにぎやかな声に満ちた▼気になるのは飲酒運転の状況。緊急事態宣言の解除後に沖縄県での摘発件数が12月は22日時点で230件を超え、11月を大きく上回る▼飲酒運転の情報に目を通すと、午前7~8時など朝方の摘発が多いことに気づく。前日に飲み過ぎてアルコールが残った状態で運転したのだろう。一晩休んだらお酒は抜けると安易に考えてはいけない▼お酒の正しい付き合いが求められる時代だ。悲劇を招く飲酒運転の根絶は当然のこと。年末年始は酒席も増える。お酒を飲む本人も家族や友人も、普段以上に高い意識を持ってほしい。
 (私たちの)ネジは一か所緩むと、その影響であちこちのネジが緩んでします。そのネジを緩ます酒は、ありがたいが、程度が肝心だ。その日の夜は自動車を運転しない。そして、翌朝、もう大丈夫とはならないほど飲むのは身体にも悪い。自動車運転をせずとも、内臓や脳のネジを抜いたり、部品を破損させているかもしれない。程度を心得ようと自分にも言い聞かす。
#酒類提供制限
#飲酒運転
#朝方の摘発
#正しい付き合い
#高い意識

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#来る年に向けて同じ言葉

『#来る年に向けて同じ言葉』<2021年12月25日(土)>
 年賀状の支度で尻に火が付いたと『天風録(211223中国新聞)』。プリンターはインク切れ、家電量販店に駆け込む。プリンター売り場の陳列棚ががらんと。次の納期は来春以降▲品薄は在宅勤務のお供に需要が増え、そこに半導体不足が重なった▲SNSの普及や企業の虚礼廃止で年賀はがきの発行枚数は減り続け、ことしは18億枚余り。20年前に比べ、6割近く減った。プリンター不足や脱炭素化の取り組みも年賀状離れに追い打ちとなりそうだ▲気ぜわしい暮れにペンを執り、お世話になった人や恩師、友人の顔を思い浮かべる〈賀状書く心東奔西走す〉嶋田摩耶子▲ご無沙汰の友人には、何とはなく「ことしこそ会いましょう」と。かなわない期間が長すぎた。オミクロン株に油断はできないが、このまま収まってくれよと、来る年に向けて同じ言葉をしたためる。
 (私は)何とか宛名印刷が終わった。さて、一言、何を書こうか。生活が変わらぬことを所為に毎年同じことを書くのか。考えている内に、時間切れとなってしまう。今年は、アオちゃんからではなく、ナベちゃんから書き始めようか。さあ、始めよう。
#年賀状
#プリンター
#SNS
#脱炭素化
#ご無沙汰

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