プロ野球とかけて国会議員と解く 240423

 大谷翔平選手のホームラン176本とプロ野球の人気に『談話室(240423山形新聞)』は衆議院の任期を思う▼昨日はテレビのどのチャンネルも、ドジャース大谷翔平選手で盛り上がった。松井秀喜さんが10年間で重ねた数字を7年目で抜いた▼松井さんが「彼の存在の大きさを私の数字と比べる必要は全くない」と。この先も人気をさらい続けるだろう。これに対して、国会の先生方は? 衆院の任期満了まで、残るは1年半。岸田文雄首相の思惑次第では満了前の解散も▼ただ、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件だ。28日投開票の衆院3補欠選挙で、唯一与野党対決の構図となった島根1区でも苦戦を強いられている。任期満了となる前に、政治への信頼に加えて人気までも回復する秘策はあるか。
 (私は)新陳代謝が必要であると考える。権力を掴んだものはそれを手放したくない。自分の組織よりも自分の立場を守ろと躍起になる。人を落とし込み、自分を何とか守ろうとする。悲しい展開である。問題を起こした者は首相であろうと去るべきである。まじめな者の足をひっぱらず去るべきである。

*画像は24年4月11日の朝日新聞より。

ブラリといわきへ 240422

 いわき市のまち歩きツアーを『あぶくま抄(240421福島民報)』は思う▼NHKの「ブラタモリ」、タモリさんとアナウンサーが謎解きをしながら各地を巡り、街の歴史を発見する。お茶の間に居ながら、まち歩きの気分を楽しめた。「陰の主役」と言えるのが専門知識を持つ案内人だった▼いわき市のまち歩きツアーでも、男女2人の案内人が活躍する。呼び名は、「名物ガイド」▼史跡や公園で知られざるエピソードを紹介し、参加者をうならせる▼いわき市は海や山などの豊かな自然、神社仏閣や炭鉱遺産など観光資源にあふれている。今年度のツアーは27日に始まる。ブラリと出かけてみよう。名物ガイドのうんちくが街の奥深い魅力を引き立てる。
 (私は)いわきに数回泊ったことがある。海の幸が素晴らしかった。温泉に入り、夜は酒と魚。それから炭鉱跡見物。団体旅行と仕事であったり、震災後のボランティアでいった。いまのところ、まち歩きができていない。有名観光地をスピードで回るのではなく、ブラリと一人で地図片手に歩きたい。



春の5K 240421

 いまの気候を『談話室(240420山形新聞)』は思う▼きつい、汚い、危険。若者らに敬遠される職場環境はこの頭文字を取り「3K」。今は、帰れない、厳しい、給料が安いといった新たなK▼一方、日本建設業連合会は、給与が良い、休暇が取れる、希望が持てる、かっこいいの「新4K」。最近耳にする機会が増えた例は「春の5K」か▼花粉、黄砂、寒暖差、乾燥、強風の五つ。先日は黄砂で一帯がかすみ、せっかくの晴天なのに外に洗濯物を干すのもためらわれた▼乾燥と強風は、相まって人命に関わるKにつながりかねない。野火などが相次いでいることから県は、発令中の林野火災野火等多発警報の期間を再延長した。火災を含めた6Kにご注意を。
 (私たちの)素敵な春はどこへ行ってしまったのか。外へ出れば、目鼻ショボショボ、冴えない空、昨日と違う今日の気温に身体はへろへろ、指先カサカサ、髪の毛はバサバサ。まだ、マスクをしている。今は冬か、初夏か。春夏秋冬素敵な日本から春は消えてしまったか。



上手に組織の中で泳いでいく 240420

 本人に代わって伝える「退職代行」サービスも今年は依頼が大幅に増えていることに『天風録(240418中國新聞)』は思う▲人手不足、会社に定着してもらおうと働きやすい雰囲気づくりに腐心している▲「入社1日で辞めた」「きのう退職届を出した」。SNSに今、もう退職したという新社会人の投稿が目立つ。辞める意思を、本人に代わって伝える「退職代行」サービスも今年は依頼が大幅に増えていると▲退職の理由には、事前に聞いた業務や勤務の条件と違ったことなどが挙がっていた。パワハラまがいの暴言を浴びたとの声も▲転職が珍しくない時代となった。自分らしく、生き生きと働ける環境かどうかを、若い世代はみているのだろう。選ばれる職場にしなければ生き残れないかもしれない。
 (私は)思う。自分らしくではなかなか組織になじめない。上手に組織の中で泳いでいくことは難しい。流れに流されず、また波に乗ったり、溺れないように。仕事は自分の生活を維持するためのやって行かねばならない。なりたいことや好きなことが仕事ではないのか。難しい問題だ。でも、やりがいや生きがいとなるように仕事をしたいものである。

*画像は朝日新聞の2024年3月22日より。

次はもっといい演奏をしたい 240419

 高齢化社会を『日報抄(240418新潟日報)』は思う▼大人がピアノを弾いて、子どもや孫が観客となるコンサートがあちこちで開かれているようだ▼「ミスも愛嬌。演奏中に行き詰まったら最初から弾き直してもOK」▼100人収容のホール、グランドピアノの脇には豪華な生花▼「心臓がドキドキして生きていることを実感した」「次はもっといい演奏をしたい」▼作家の大岡昇平さんがピアノを始めたのは50歳過ぎ。胃潰瘍で酒が飲めず、ゴルフもできなくなり「暇つぶし」のつもりだった。1日3~4時間練習すると、半年で入門用の教則本バイエルを弾けるようになった。作曲も勉強、中原中也の作品にメロディーを付けた。年を重ねても病を得ても、やれることはまだあるということだろう。
 (私も)あれをやりたいと思っているが、その実行は大変だ。ピアノの発表会、当人とともに皆がドキドキと喜びをを共有する事が素晴らしい。その昔、子どもたちの発表会で、年配の方の発表があった。子どもたちと違い、身体も頭も・・・・。自分の子どもの演奏より緊張した。そして、勇気をもらった。しかし、もらった勇気を活用できていない。



読書メモ 240418

『5000日後の世界 すべてがAIとして接続された「ミラーワールド」が訪れる』、Kevin Kelly、大野和基(インタヴュー)、服部桂(訳)、2021年10月、PHP研究所
・「私が心掛けているのは、テクノロジーに耳を傾け、それがまるで生き物であるように『テクノロジーは何を望んでいるのか?」と問いかけることです。」
・「IBMマイクロソフト、グーグル、フェイスブックといった大会社が全て、ARの世界で主導的地位に立ちあがっています。」
・「人に価値があるとすれば、答えのわからない問に対して、『こうだったらどうなのか』とか、『これはどうなんだろうか』と考え続けていくことです。」
・永遠のものはない。入れ替わって新しくなっていく。
#未来 #テクノロジー #AR #人間の価値 #考え続けていく

 

深い学びは血となり肉となり、充実した人生を歩む原動力になる 240417

 公立夜間中学がきのう、福島市に開校したことに『編集日記(240417福島民友)』は思う▼「万能の天才」とも称されるレオナルド・ダビンチが、こんな言葉を残している。「食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、欲望を伴わぬ勉強は記憶をそこない、記憶したことを保存しない」▼福島県内で初めての公立夜間中学、さまざまな年代の人が入学し、外国籍の生徒もいる。週5日間の授業で、公立中学と同じ教科を学ぶことができる▼学び直したい、夢を見つけたい―。はっきりとした動機や意欲を持って通い始めた人たちに、ダビンチの警句は無用だろう。深い学びは血となり肉となり、充実した人生を歩む原動力になる。
 (レオナルド・ダ・ヴィンチは)探求を続ける。妥協しない。広く深く学び、何かを作ろうとしていた。天才でなくとも、学びを続けて生きて行く。目的様々、一人ひとりがある目的を持ったレオナルドだ。公立夜間中学校に通う皆さん、学びの機会を充分に利用してください。